水にまつわる昔話

水にまつわる昔話

のくれた
豊明市

むかし、むかし、ではもうふたがふりません。もすっかりなくなってれかかっています。った人々まって八幡社雨乞いをすることになりました。「どうぞらせてください。」おえものをして、をどんどんやしました。その太鼓をたたき、をふいて、年寄りも若者懸命においのりをしました。

雨乞いは昼夜してけないとききめがないので、若者たちがないでおまいりをしました。
三日目ともなると、若者たちもだんだんくなってきました。ひとりふたりといねむりがはじまり、最後までがんばってきていたごさくもってしまいました。
「これこれ、ごさく」をかけられたごさくがハッとまして見上げると、もまっ老人が、これもまっきなって見下ろしていました。
「ごさくよ、これに一杯んできてくれまいか。」
老人についていたをさししました。
「それは出来ません。どこにもがないのです。」
はある。へどんどんっていくと、清水いている。そこのんできてくれ。」
ごさくは、難儀をして、きれいな清水んで、老人にさししました。
「ごくろう、ごくろう。いはきっとかなえられよう。」して、老人んでいきました。

「おい、不思議たぞ。った老人が・・・」
「そのなら、おれもた。」「おれもだ。」「おれもだ。」
若者たちは、みんなていました。つぎの夕方、はげしいりました。

鈴のくれた水(豊明市)

おしまい

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